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「リスボンに誘われて」と「リスボンへの夜行列車」 [ポルトガル書籍・辞書など]

今秋日本で公開予定の映画「リスボンに誘われて」

原作である「リスボンへの夜行列車」の日本語訳が出ているのを知って読んでみることに。

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「哲学小説」などと銘打っているので、ちょっと躊躇はしたのですが…

ぜーんぜん。

読みやすいです。翻訳もよい。ストレスなく読めます。

「ストレス」と言えば、

ジョゼ・サラマーゴ。

全然、読み進めません。原文もかなり読みにくいらしく、

翻訳もご苦労されているのでは、、、と思いつつも

ほんまに、撃沈します。

そんなサラマーゴに比べたら、もう。

ずんずん読み進んで今は第2部の真ん中あたり、つまりは全章の半分。

なので、このあたりですでに映画の試写会に行ったつっきー先生と内容の摺り合わせ。

もちろん、ネタバレされてはこまるのでどこまで読んだかを説明してから。

すると、

かなり?ちょっと?違う。特に最初のほう。

小説は主人公の外部に起きる事象と内部に起きる事象に「ずれ」、を感じるのだけれど、 

映画ではそれがすっきりつじつま合っているらしく、 

ふうむ、それは作品の本質にかかわってしまわないのか、しまうのか?

とても気になるところなので、映画は見に行こう。

そしてまた、原作をなぞるのも楽し、かも。

でもやっぱり「人探しもの」は、 タブッキが別格だなぁ。

「人探し」がテーマの詞のファドがあったのでご紹介。

♪君を探して、町を歩き回るが、まだ見つからない… ♪

「Procura Vã」




リスボンへの夜行列車

リスボンへの夜行列車

  • 作者: パスカル メルシエ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/03
  • メディア: 単行本


遠い水平線 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

遠い水平線 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

  • 作者: アントニオ タブッキ
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1996/08
  • メディア: 新書

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コメント 1

makimaki

読みました
by makimaki (2014-08-15 23:15) 

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