「リスボンに誘われて」と「リスボンへの夜行列車」 [ポルトガル書籍・辞書など]
今秋日本で公開予定の映画「リスボンに誘われて」
原作である「リスボンへの夜行列車」の日本語訳が出ているのを知って読んでみることに。
「哲学小説」などと銘打っているので、ちょっと躊躇はしたのですが…
ぜーんぜん。
読みやすいです。翻訳もよい。ストレスなく読めます。
「ストレス」と言えば、
ジョゼ・サラマーゴ。
全然、読み進めません。原文もかなり読みにくいらしく、
翻訳もご苦労されているのでは、、、と思いつつも
ほんまに、撃沈します。
そんなサラマーゴに比べたら、もう。
ずんずん読み進んで今は第2部の真ん中あたり、つまりは全章の半分。
なので、このあたりですでに映画の試写会に行ったつっきー先生と内容の摺り合わせ。
もちろん、ネタバレされてはこまるのでどこまで読んだかを説明してから。
すると、
かなり?ちょっと?違う。特に最初のほう。
小説は主人公の外部に起きる事象と内部に起きる事象に「ずれ」、を感じるのだけれど、
映画ではそれがすっきりつじつま合っているらしく、
ふうむ、それは作品の本質にかかわってしまわないのか、しまうのか?
とても気になるところなので、映画は見に行こう。
そしてまた、原作をなぞるのも楽し、かも。
でもやっぱり「人探しもの」は、 タブッキが別格だなぁ。
「人探し」がテーマの詞のファドがあったのでご紹介。
♪君を探して、町を歩き回るが、まだ見つからない… ♪
「Procura Vã」
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2014-08-15 21:48
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読みました
by makimaki (2014-08-15 23:15)