久保田早紀さんの「異邦人」ファドバージョンのポルトガルギターは誰が弾いているのか? [ファド FADO]
さて、ある程度の年齢の方なら誰でも知っている、昭和のメガヒット、
「異邦人」
私の記憶では、最初SANYOのCMに使われていて、映像にラクダとかモスクとか出てきて、アレンジも中央アジアちっくでした。 ではまずそちらの音源を↓。 映像はポルトガルなんですけど、おいおい説明します(笑)
さて、大ヒットしてテレビにひっぱりだこで、町中にこの曲が流れ過ぎ、いつか消費され、久保田さんの露出もすくなくなって行きました。
1980年に久保田さんは「サウダーデ」という、ポルトガル録音のアルバムをリリース。その中で、再び「異邦人」を歌われています。そのバージョンがこちら
ポルトガル録音はアルバムの前半のみですが、ファドの楽器編成隊が伴奏をしているのでこの「異邦人」は「ファドバージョン」と呼ばれています。
このアレンジのこの曲が、ファドの「マリア・リスボア」とよく似ている、ということで日本のファド歌手の間で、この曲を続けて歌うというのが10年以上前に(少し)流行りました。せっかくなのでこちらも。
で、久保田さんのアルバム「サウダーデ」に話は戻りますが、 このときポルトガルギターで伴奏しているのは誰だったのかというと…
この人、アントニオ・パレイラさんです。(真ん中。左右は息子さんたち)
つっきー先生のお師匠さんです。
80年というと36年前か。。。アルバム「サウダーデ」をお持ちの方。ジャケットか中の冊子に写真が載ってたと思うので、見比べてみてください。
そして、この方がこの9月、来日します。
来日コンサートツアープロジェクト「FADO no Japão 2016」
’「FADO no Japão」は、毎年リスボンより若手ファド歌手を招聘し、全国各地で日本のファドミュージシャンたちと共演してコンサートを行うプロジェクトです。プロジェクト元年となる2016年は、リスボンのカザ・ド・ファドを中心に活躍する若手ファディスタ(ファド歌手)ジャクリーヌ・カルヴァーリョと、第1回を記念するスペシャルゲストとしてポルトガルギターの重鎮アントーニオ・パレイラが来日、9月4日より愛媛、大阪、群馬、東京のコンサートホール、レストラン等でコンサートツアーを行います。’
個々のライブについては、ちょくちょく書いていきたいと思いますが、特設サイトがありますので、まずはそちらをチェックしてみてください!
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初めまして!大好きポルトガル!ワインはマデイラ!エボラのホテルのグランドピアノ、KAWAI!、、、
by 阿羅こんしん (2016-05-11 22:13)