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アモレイラスの貯水池 [ファド FADO]

アモレイラスの水道橋や博物館がある、アモレイラス公園っていうのがリスボンにあって、その近くでアパートを借りたことがありました。 

http://necopol.blog.so-net.ne.jp/2012-04-21

IMGP0017-3.jpg 

そこにMuseu(博物館)があって、どうしようか入ろうか、なんてことを書いてますね。

結局入りませんでした。観光で行ってないと、なかなかこんな細かいとこはスルーしてしまうことに。

よくないなぁ、と思います。

そこのサイトがありました。

http://www.epal.pt/EPAL/menu/museu-da-%C3%A1gua

サイトはちょっと重たいですが、動画もあってわかりやすいです。
水道橋や貯水池もあって、いろいろ楽しめそうな場所なので、今度は行ってみたい。

日本語の情報は、Visit Portugal  にありました。

でもまたこのあたりに泊まることはあるのかなぁ。ちょっと中心部からは高いところにあり、膝の悪い私は、徒歩を途中であきらめたりしたのです。まあ、ご縁があればかな。

で、今まさに6月、リスボンは「Festas de Lisboa」で盛り上がっているのですが、このアモレイラスの貯水池でファドのコンサートがあるそうです。

Sons d’Água

「水の音」っていうんですかね。あまりこの場所ではコンサートはまれみたいなことが書いてあります。どんなことするのか、あんまりよくわかりません(笑)

でも、絶対生音はいいと思う。

さらに15日のRão Kyao って絶対いいと思う!行かれるかたはお勧め!

Rão Kyaoさんの動画



 

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能舞台でファド?!【愛媛県松山】 [ファド FADO]

日本の舞台文化をどれほどみたことがあるのか、私?!

歌舞伎×

落語○

文楽○

狂言○

能○ 

まあまあ、ですかね。

能と狂言は同じ舞台で見ることができますね。

京都の観世会館に行きました。立派な舞台で、堪能した記憶があります。

 

で、四国のお話。

四国も、能や浄瑠璃などの文化が発達しています。徳島の農村舞台でいつか浄瑠璃などを拝観したいものだと、つねづね思っています。

愛媛県松山の市民会館には、なんと能舞台があります。

 matuyama_nobutai.jpg

松山市民会館小ホール(能舞台)

客席はフラットで、それ以外には会議室に使えちゃう!

 

実は、このホールで、ほぼ毎年ファドのコンサートが行われています。

能の舞台でドレス姿のファディスタ、というのもなかなか優雅なものでした。

 

で、今年は、先の記事でご紹介したFADO no Japão

記念すべき、来日第1回目公演が、この松山市民会館小ーホール(能舞台)にて行われます。

 「Fado em Matsuyama」

 来日アーティストたちが、日本の伝統形式の舞台をどんな風に感じるのか、そしてそこでどんなファドが生まれるのか、見逃せません! 



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久保田早紀さんの「異邦人」ファドバージョンのポルトガルギターは誰が弾いているのか? [ファド FADO]

さて、ある程度の年齢の方なら誰でも知っている、昭和のメガヒット、

「異邦人」

私の記憶では、最初SANYOのCMに使われていて、映像にラクダとかモスクとか出てきて、アレンジも中央アジアちっくでした。 ではまずそちらの音源を↓。 映像はポルトガルなんですけど、おいおい説明します(笑)

 


さて、大ヒットしてテレビにひっぱりだこで、町中にこの曲が流れ過ぎ、いつか消費され、久保田さんの露出もすくなくなって行きました。

1980年に久保田さんは「サウダーデ」という、ポルトガル録音のアルバムをリリース。その中で、再び「異邦人」を歌われています。そのバージョンがこちら

 

ポルトガル録音はアルバムの前半のみですが、ファドの楽器編成隊が伴奏をしているのでこの「異邦人」は「ファドバージョン」と呼ばれています。

このアレンジのこの曲が、ファドの「マリア・リスボア」とよく似ている、ということで日本のファド歌手の間で、この曲を続けて歌うというのが10年以上前に(少し)流行りました。せっかくなのでこちらも。




で、久保田さんのアルバム「サウダーデ」に話は戻りますが、 このときポルトガルギターで伴奏しているのは誰だったのかというと…

この人、アントニオ・パレイラさんです。(真ん中。左右は息子さんたち)

parreiras_capa-289x300.jpg

つっきー先生のお師匠さんです。

80年というと36年前か。。。アルバム「サウダーデ」をお持ちの方。ジャケットか中の冊子に写真が載ってたと思うので、見比べてみてください。

そして、この方がこの9月、来日します。

来日コンサートツアープロジェクト「FADO no Japão 2016」

’「FADO no Japão」は、毎年リスボンより若手ファド歌手を招聘し、全国各地で日本のファドミュージシャンたちと共演してコンサートを行うプロジェクトです。プロジェクト元年となる2016年は、リスボンのカザ・ド・ファドを中心に活躍する若手ファディスタ(ファド歌手)ジャクリーヌ・カルヴァーリョと、第1回を記念するスペシャルゲストとしてポルトガルギターの重鎮アントーニオ・パレイラが来日、9月4日より愛媛、大阪、群馬、東京のコンサートホール、レストラン等でコンサートツアーを行います。’

個々のライブについては、ちょくちょく書いていきたいと思いますが、特設サイトがありますので、まずはそちらをチェックしてみてください!

http://fado2016.mtec-pt.biz/

 

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サウダーデ(紙ジャケット仕様)

サウダーデ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 久保田早紀,山川啓介,萩田光雄
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2007/05/09
  • メディア: CD


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「猫と一緒に」マデイラワイン&ファド (猫は来ません) [ファド FADO]

そもそもこのブログを開始した理由は、「猫と一緒にポルトガル語講座」の習ったことをまとめて、ほかの生徒さんとの復習のページにしようと思ったからなのです。

講師はつっきー先生、生徒は私とKEIちゃん。始めたのは2008年(ブログの開始は2009年から)。

あれからいろいろありました。

私は仕事がすっかり変わったし、KEIちゃんはもっともっと変わりました。変わらないのはポルトガル語ぐらい。いや、その頃より劣化しています(笑)。

KEIちゃんがどのくらい変わったかというと、

なんと、自分のお店を持ちました!

カフェ&バー かまねこ

チーズの勉強をしていて、店をもちたいと話していたときから1年くらいで!! もうびっくりぽんでした。

お店は兵庫県宝塚市。JR宝塚駅と阪急宝塚駅からすぐなので、ちょこちょこと出かけてます。

チーズ、ワインだけでなく、お食事も美味しい。「猫と一緒にポルトガル語講座」のときは、KEIちゃんの自宅が教室だったので、よく終わってからお食事を出していただいてました。そのときの暖かい雰囲気がそのままお店になったみたいです。ほかのお客様もほっこり、ゆったり時間を楽しんでいます。そんな場所です。

そのお店で、マデイラワイン&ポルトガルギターのイベントが開かれることになりました。ポルトガルギターは、つっきー先生。猫ポル講座復活!みたいで、なんか嬉しいです(復活はしませんが)。

あ、猫ちゃんたちはお店にこられないので、『猫と一緒に』はタイトルに偽りです。 が、店内にいろんなネコいます。(偽りじゃないな。)

kamaneko.jpg 

詳細はこちら。

**********

会場:カフェ&バーかまねこ (兵庫県 宝塚市川面3丁目23-5-3 村上ビル1F 

1003588_1540535996257118_5899802433783519557_n.jpg 

開場19:00 開演20:00頃

要予約 (カフェ&バーかまねこまで 0797-81-1123)
マデイラワインセット付:2,500円
出演者:
Guitarra(ポルトガルギター):月本一史
Viola(ギター):金子しゅんのすけ

マデイラワイン・レクチャー:永岡 清彦氏(木下インターナショナル株式会社におけるマデイラマーケティングマネージャー バーベイト社取締役)
**********

マデイラワインは、ポルトガルのマデイラ島だけで作られる、普通のワインとはかなり違うワイン。当日は、輸入元である木下インターナショナルの方のレクチャーもあります。 

マデイラワイン、このところ関西方面で飲めるお店が少しずつ増えてきました。またそんなお店の記事も書きたいと思いますが、兵庫県で飲めるのは、今のところ「かまねこ」だけ!

駅からも近いし、JR、阪急とも終電はそんな早くないんで、千鳥足でも帰れます!

関西方面の方はぜひ!

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私の好きなファディスタ #5 ~テレーザ・タロウカ~ [ファド FADO]

私の好きなファディスタ、5回目です。

今回は、テレーザ・タロウカさん。

1942年、リスボン生まれ。私の好きなファディスタ#1でご紹介したファドのレジェンド、マリア・テレーザ・ダ・ノローニャさんを叔母に持つというサラブレッドです。

13年前に、つっきー先生がリスボンへ留学しているときに、彼女の伴奏をする機会があり、すぐ横でそのすばらしいFado Castico(古典ファド)を体感したそうです。

その後、体調をくずされてあまり人前で歌うことはなくなったそうなのです。Youtubeにも動いている映像があまりないのですが、1973年の動画がありました。


 
特に、彼女の若々しい声が好きです。
 
こうやって、好きなファディスタを並べていると、やっぱり私は「ファド・カスティーソ(古典ファド)」のうまい人が好きなんだなあって思います。
 
古典ファドの魅力ってなんだろう、っていうのをいろいろ考えていると面白いんです。 
 
「古典ファドの愉しみ」っていうシリーズを、近々始めてみようかと思うのでお楽しみに!
 




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私の好きなファディスタ #4 ~マリア・ダ・ナザレ~ [ファド FADO]

久々に「私の好きなファディスタ」シリーズを書こうと思って、さてこれって#?だっけ?っと、過去ログを探ってみたら、なんと#3で終わってました。

#1マリア・テレーザ・ダ・ノローニャ 
#2マリア・ジョゼ・ダ・ギーア
#3アントニオ・ロシャ

で、気を取り直して#4!

今回はMaria da Nazare(マリア・ダ・ナザレ)さんです。

初めて聞いたのは生でした。リスボンのサンジョルジェ城内で行われたファド・ガラコンサート。Festas do Fadoの一環だったと思います。 出演者(歌手)の中では一番お若く、周りに気を使われながらもその歌声は気品と力強さに満ちていて印象的でした。

その後、CDを聴いたり、YouTubeで映像を見たり、Facebookページをフォローしたりと、密かなファンを続けています。カスティーソもムジカードも、メロディを自在に操るファンタジスタです。ファドの世界ではこういう才能をもった稀有な歌い手を何とか、って言うんですが忘れてしまいました。。。

どちらかというとホールよりカザ・ド・ファドで歌われるのがお好きなのかな、とFacebookの投稿を見ていると思います。

で、

なんと、つっきー先生、今回のリスボン滞在中、モウラリーアにあるMaria da Mourariaというカザ・ド・ファドでナザレさんの出演に遭遇!彼のポルトガルギターの師匠であるAntonio Parreira氏のご子息Ricardo Parreira氏が弾いている(彼もポルトガルギター奏者)お店で偶然彼女の出演の日だったらしく、知らずい行ったつっきー先生びっくりぽん(ちなみに彼はこの流行言葉はしりません(笑))

このような写真を送ってけつかりました。

12524011_913321598763773_67142499737174131_n.jpg 

いやーん。お会いしたかった。てか、見たかった~

私が彼女の歌ってる歌詞で「Fado Magala」歌ってます、って言ってくれたかな。

では、映像はそれにしましょう!(笑)







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日本にファドのポータルサイトができました! [ファド FADO]

「ポータルサイト」というのは、いろいろな情報の「入り口」を集めたサイトのことをいいます。

Yahooなんかが代表的ですね。いろんなニュースサイトや動画サイトにジャンプできます。

実はファドにもそういうサイトがあるのですが、当然のこととはいえ、すべてポルトガルから発信されています。

代表的なのは、Portal do Fado 

日本でもファドを演奏する人たちが徐々に増えてきて、日本ではどこでファドが聴けるの?というリスナーも多くなってきた今日この頃、日本のファド情報を主に取り扱うポータルサイトが出来ました。その名も

Portal do Fado Japão (ポータル・ド・ファド ジャパン)

 

portal_top1200.jpg 

 日本のイベント情報、日本全国のポルトガル料理店・カフェ・愛好会の情報、ご当地ポルトガルのイベント情報も網羅されています。

あくまでポータルなので、そこから各アーティストやお店のリンクをたどるようになっているのですが、今までネットで探すものの見逃してしまっていた情報などを拾えるようにするのが目的のひとつだそうです。

掲載を希望した各アーティストが登録して自身の情報を自主的に載せるようになっています。お店も、特にファドのライブをやらないところも「ポルトガル色」を出している個性的なお店が希望されれば掲載されていくとのこと。

ポルトガルやファドに関わる人たちがさらに集まることによって、進化していくサイトなんですね。

この記事を見て、私も、うちも!と思われたらぜひコンタクトしてみてください!

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Beatriz da Conceiçãoさん、逝く。 [ファド FADO]

ファドの星がまたひとつ空に。

ファディスタのBeatriz da Conceição(ベアトリス·コンセイサォン)が現地時間の11月26日に亡くなりました。76歳でした。

写真は2010年にサン·ジョルジェ城で行われたコンサートで撮ったものです。
とてもお元気そうで、独特の歌さばきが絶妙で、よく笑っておられたのを覚えています。

もう一度、がなかなか叶わない、遠い国です、やっぱり。

 fin-45f15.jpg

2010年、サン・ジョルジェ城のコンサート: 左から、ベアトリス・ダ・コンセイサォン、マリア・ダ・ナザレ、アルジェンティーナ・サントス、マリア・ダ・フェ、ジョアン・フェレイラ・ローザ。 すごいものを見たのね、私。

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茨木(いばらき)とポルトガル ~Casa do Fado Osaka #4~ [ファド FADO]

大阪府茨木(いばらき)市とポルトガルのつながりってご存知ですか?

んー、まず茨木市ってどこよ、的な話にはなると思うのですが。

この写真をごらんあれ

t02200273_0322040012899751980.jpg 

教科書に載っている有名なかの「フランシスコザビエル」像。これが発見されたのが茨木市、千提寺なのですね。

さらに掘り下げたことは「茨木」「ザビエル」あたりのキーワードでググっていただければ。

で、来る10月31日(土)、奇しくもハロウィーン当日!こんな企画があります。

Casa do Fado OSAKA 4°~ありがとう!市民会館 茨木とポルトガル~ 

いろいろてんこ盛りです。

ファド、茨木とポルトガル、ありがとう!市民会館?

茨木市民会館が改築のためクローズするので「さようなら市民会館」としていろいろなイベントが開かれるのですが、そのひとつとしておなじみ「Casa do Fado Osaka」 が開かれるのだそうです。

詳細は下記の通り*********

Casa do Fado OSAKA 4° ~ありがとう!市民会館 茨木とポルトガル~(閉じる)

2015年10月31日(土) 

茨木市市民会館ドリームホール 大阪府茨木市駅前四丁目7-50 茨木市市民会館内1階

Casa do Fado OSAKAが帰ってきた!

2年ぶりの開催、3年ぶりのホール開催です。
座席にテーブルを用意し、会場内にポルトガルワイン等の屋台が出てファドのコンサートとともにお楽しみいただきます!

開場 13:00 コンサート開演 15:30
(開演前にファド素人歌合戦を予定)

■チケット(全席自由)
前売 3,000円/当日 3,500円/前売りペア券 5,500円/学割 2,500円(小学生~大学生)
※前売りチケット完売の際は当日券を販売いたしません。
※誠に勝手ながら未就学児のご来場はご遠慮願っております。悪しからずご容赦の程お願い申し上げます。
※チケット発券後の払い戻し不可となっております。何卒ご留意ください。

■出演(予定)
高柳卓也(Fadista e Viola de Fado:歌手、ギター)
津森久美子(Fadista:歌手)
MT(Fadista:歌手)
田中智子(Fadista:歌手)
月本一史(Guitarra Portuguesa:ポルトガルギター)

※本番前にファド素人歌合戦を予定しております。

■会場内出店(予定)
株式会社岸本ワインポルトガル館(ポルトガルワイン)
木下インターナショナル株式会社(マデイラワイン)
大阪糖菓株式会社コンペイトウ王国(こんぺいとう等)
他、茨木のお店も参加予定!

■共催
(公財)茨木市文化振興財団

■後援
ポルトガル大使館/日本ポルトガル協会/大阪日本ポルトガル協会

チケットのお取り扱いは以下のとおりです
◆M.T.E.C
M.T.E.Cショッピングカート http://mtec.shop-pro.jp/(カード決済等可)
FAX:020-4664-2415(M.T.E.C ゆうちょ振替のみ)
メールフォーム(ゆうちょ振替のみ)
メール(M.T.E.C ゆうちょ振替のみ)
※ショッピングカート以外でのご連絡の場合、チケット発送先のご住所、ご連絡先を添えてお送りください。

◆(公財)茨木市文化振興財団
ネット購入 http://www.ibabun.jp/(クレジット決済可)
電話購入 072-625-3055
窓口での購入(現金のみ)
ユーアイホールチケットカウンター 午前9時~午後5時
大阪府茨木市駅前四丁目7番50号茨木市市民会館(ユーアイホール)内
クリエイトセンターチケットカウンター 午前9時~午後5時
大阪府茨木市駅前四丁目6番16号茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)内

残席もわずかとなってきているそうなので、お急ぎください! 

 *****************************

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ピリピリ!ファドとチキンとヴィーニョ·ヴェルデ [ファド FADO]

去年、東京の御茶ノ水に可愛いポルトガル料理のお店ができました。

行きたいなあ、と思っていたら、つっきー先生が2月にファドのライブをしました。よっしゃ!と同行。

お店の名前は「piripiri(ピリピリ)」。

そのときの模様です。







美味しかった!ポルトガルの炭焼きチキン。アルガルベ地方の御料理そうです。
また行きたい!と思ってたら、追加ライブがあるそうです。

詳細は下記の通りです。

【ファドライブ開催のお知らせ!】

日にち 2015年5月24日 日曜日

開演 第1部 13:00〜14:10
第2部 17:00〜18:10
入れ替え制、各14席
(要予約)

開場 第1部 12:00〜15:00
第2部 16:00〜19:00
それぞれ開演時間の1時間前に開場致します。ご来店時に1ドリンクとチキン(1/4羽)をお出し致します。それ以降はお飲み物とおつまみを販売致しますので、音楽やご歓談を楽しみながらごゆっくりおくつろぎくださいませ。

金額 3,500円
1ドリンク+1炭焼きチキン(1/4羽) 付き

出演
Fadista(歌手):田中智子
Guitarra Portuguesa(ポルトガルギター):月本一史
Viola de Fado(ギター):小川皓史

piripiriファドライブイベントvol.2!
ご好評頂きましたファドライブの第2弾です。
演奏時間はたっぷり1時間、途中に10分間の休憩を挟み、お酒を飲みながらくつろいでファドを楽しんで頂きたいと思っております。
第1部と第2部は入れ替え制で2公演行いますが、それぞれの部の演奏終了後に1時間程お時間を取ってございますので、お客様と奏者の方々のご交流のお時間にして頂ければと思います。

ご予約・お問い合わせはお電話にて、03-5577-6070(ピリピリ)まで。
受付時間は、14:00〜23:00(日祝休み)です。

ヴィタル・ダスンサオン(Vital d'Assunção)さんのこと。 [ファド FADO]

Vitalさんと初めてお会いしたのは2012年の4月。

ポルトガルの4月はいいですね。紫外線がきついのがたまにきずですが。

ちょうどファディスタ(ファド歌手)の高柳卓也さんもリスボンにおられて、「ファドの新しい店に行きましょう。」と連れて行ってくださったのが、

Arcaz Velho

そこで伴奏をされていたのがVitalさんで、高柳さんにつっきー先生ともどもご紹介いただきました。もちろんつっきー先生は演奏もご一緒に。そのときの記事がありましたので。

リスボン、アルファマの新しいカザ・ド・ファド

翌日、高柳さんとランチしたお店で再びVitalさんと合流。そのときの記事はこちら。

リスボン、魚とファドとプレスリー

それから2年、今年の夏も何度かお会いする機会がありました。

以前の記事でもご紹介したのですが、Vitalさんは「偉大なるヴィオリスタ」(ポルトガル語でヴィオラは、普通のギターのことをいいます。その弾き手をヴィオリスタと呼びます。)である「マルティーニョ・ダスサオン(Martinho d'Assunção)」のお孫さん。この方が、現在のファドの伴奏に与えた影響は計り知れないといわれています。

伝説のミュージシャンをお祖父さんに持ったことで、当然、ファドの伝説上の人物たちとも幼少時代から深く広くかかわりを持ち、彼自身もお祖父さんと同じヴィオリスタへ道を選びました。

なので、いろいろなファドの貴重な歴史話を聞くことができ、この夏も時間を見つけてはつっきー先生は

 25_2.jpg

 こんな感じ。(インタビュー助手はファディスタの田中智子さん。真剣な顔つき!)

実は私と智子ちゃん、泊まっていたアパートに帰る途中のカフェで、ある日Vitalさんを見つけました。

なんか照れくさそうに会釈をしてくださったのですが、同席している人が割りと年配の人が多く、もしかしたらご親戚関係だったかもしれません。 アルファマって、ていうかリスボンって狭いので、わりとファド関係の人とすれ違います。まあ、ファド博物館の近くに泊まってたからかもしれません。

そんな話じゃなく~

そのVitalさんが今月来日します。もう来週?!

「Fado Recornado 忘れえぬファド」ジャパンツアー

11月19日 東京を皮切りに、22・23は大阪、25は長崎です。

今年はVitalさんのお祖父さん マルティーニョ・ダスサオンさんの生誕100周年。それを記念して、また高柳卓也さんの新しいCD発売記念ツアーでもあります。詳しくは下記の特設サイトをごらんください。

私は大阪見にいきますよ~!

 「Fado Recornado 忘れえぬファド」ジャパンツアー特設サイト

義理がたく、人情に厚く、シャイなVitalさんにまたお会いできるのが楽しみです。

 ファドの世界へようこそ 日本初「ファドの本」アプリ


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四国はファドヶ島? [ファド FADO]

松山のファドコンサート、たくさんの方にご来場頂いたようでありがたいことです。

その翌日の徳島のディナーライブも盛り上がったそうです。

松山でつっきー先生がお客様から頂いた六時タルト。


徳島のディナーライブに出されたモラエスワイン。


四国は、早くから愛媛県の香川や高知でも、いろんなファドミュージシャンが演奏活動を行ってきている、もしかしたらファドヶ島?

松山では定期的なCD鑑賞会が、行われていて、近々徳島でも同様の企画が動くらしいです。

 


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ポルトガルのお菓子工房 (SEISEI MOOK)

ポルトガルのお菓子工房 (SEISEI MOOK)

  • 作者: 智子ドゥアルテ
  • 出版社/メーカー: 成星出版
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本

松山でファド 2014 [ファド FADO]

3年前に、こんな記事を書きました。

「ポルトガルと松山」
http://necopol.blog.so-net.ne.jp/2011-10-18

2012年には私も初めて松山市のファドのイベントに行きました。

去年は会場の耐震改修工事があったのですが、今年2年ぶりにホールコンサートが行われます。

詳細は以下の通りです。

Fado em 松山 2014

2014年10月18日(土) 

松山市民会館 愛媛県松山市堀之内

開場 13:30 開演 14:00
前売 3,500円 当日 4,000円

出演
高柳卓也(ファディスタ、ギター)
安村今日子(ファディスタ)
MT(ファディスタ)
月本一史(ポルトガルギター)

主催:松山ファド倶楽部

チケットのお求めは下記まで。
TEL 089-941-3097(高橋)
またはM.T.E.Cショッピングカート

松山の皆様、四国方面の皆様、ご都合がよければ是非!

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レトロな旅時間 ポルトガルへ (旅のヒントBOOK)

レトロな旅時間 ポルトガルへ (旅のヒントBOOK)

  • 作者: 矢野有貴見
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2013/02/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


モラエスさんとファド 徳島での学習会 [ファド FADO]

以前、日本の徳島で人生の最期を過ごしたポルトガルの元軍人・領事・文筆家「ヴェンセスラウ・デ・モラエス」さんについて、故新田次郎氏とそのご子息藤原正彦氏の合同作「孤愁 サウダーデ」について少し書きました。

http://necopol.blog.so-net.ne.jp/2013-04-14  「モラエス、来徳100周年」

このときは、完読してなかったのですね。この後、すぐに読みきりました。読みやすい本なので、機会があれば皆さんもぜひ。

文筆家の一生を書き起こすとき、むずかしいだろうなぁ、と思うのは、その人の書き残したものがあるということ。特にモラエスさんは随筆を多く書き残しているので、伝記小説を読んでいると、「ああ、モラエスのあれに書いてあったな...」という部分にかなりあたって、これって作品としてどう感じればいいのか読んでいるほうも少し困ります。

そんな中、「孤愁」の中に出てくる「ファド」については、モラエスのオリジナル作品ではまったく見当たらなかったので、「創作かなぁ」と思ったものです。

私もモラエスさんの著作を全部読んだわけではないので、もしかしたらどこかに書かれてあるかも知れません。

ただ、「孤愁」の中で、ファドを懐かしむモラエスさんが、女の人はショールをして歌うのだと回想します。

私の少ない知識の中では、ショールをし始めたのはアマリア・ロドリゲス、という認識があったから、それを思うと「時代が合わない」ってなるのですね。

そんな風にもやもやはしましたが、これをあくまで「伝記的小説」としてしまえば、ファドを思うシーンはとても良いと思いました。

そんな私のもやもやを解消してくれるか否か?こんな講座が徳島であります。

********** 

 【モラエス学習会】

2014年のテーマ「ファド」
モラエス会は、モラエス顕彰のための会ですが、モラエスを顕彰するには、彼の故国ポルトガルを知ることも必要かと考え、今年度の勉強会では、ポルトガルの大衆歌謡ファドを取り上げることにしました。

●第1回【ファドとは何か】
ポルトガルを代表する音楽ファドですが、遠い国の音楽ですから、何かと誤解されている面も多いのではないかと思います。
初回は、様々なファドを聴いてその特徴を捉えながら、ファドの原則についてお話ししようと思います。
2014年9月23日(火) 13:30-15:00
徳島県立文学書道館2F 実習室にて
(徳島市中前川町2-22-1)

第2回【ポルトガルとファドの歴史】
ファドは、都市で誕生、発展していった歌謡曲ですから、民謡と比べて、近現代史の影響が大きいといえるでしょうルトガルの歴史と共に、ファドの歴史を辿ってみましょう。
2014年10月13日(月) 13:30-15:00
徳島県立文学書道館2F 講座室にて
(徳島市中前川町2-22-1)

第3回【モラエスはファドを聴いていたのか】
ポルトガルをご存じなら、ファドもご存じという方は多いでしょう。
ファドは、それほどポルトガルを代表する文化となっていますが、モラエスが聴けるほど古い音楽なのでしょうか?
歴史はあっても、彼に聴ける環境はあったのでしょうか?
そういった謎に、迫ってみたいと思います。
2014年12月13日(土) 13:30-15:00
徳島県立文学書道館2F 実習室にて
(徳島市中前川町2-22-1)

すべて無料 

主催 NPO法人モラエス会

https://www.facebook.com/wenceslaudemoraes 

**********

いやん。いきたいわん。特に第3回!でもすべて平日の昼なのね。仕事休んじゃおうかな(笑)

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孤愁―サウダーデ

孤愁―サウダーデ

  • 作者: 新田 次郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/11
  • メディア: 単行本
 


モラエスの旅―ポルトガル文人外交官の生涯

モラエスの旅―ポルトガル文人外交官の生涯




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ファドの物語 ~Historia do Fado~ [ファド FADO]

ひと月飛ばしてしまいました。相変わらずのユルユル更新です。

私自身は人前に出て何かするという表現者であったことはないのですが(インストラクタとかはあります。自己表現じゃないしね。)、何のご縁かそういうことを生業とする人々と袖すりあうことが多い一般人です(日本語変か?)。

このブログでファドのことを書くことが多いのもそんな縁でして...

今回ご紹介するのは、そんな私が「初めて出会うスタイル」のイベント、「Histria do Fado ファドの物語」。

今までも複数のミュージシャンが順番に出てきて歌う形式のライブはありました。これもそうなのですが、朗読者が語る1つの物語にそって歌手が登場し、物語を語る「ファド」を歌い、合間をリスボン市立ファド博物館提供の映像で繋ぐという初めての試みだそうです。ファドを初めて聴く人も、楽しみながらファドの歴史(特に近代)を知ることができるとか。

詳細は下記の通り。

***********

「Histria do Fado ファドの物語」

2014年05月25日(日) 

文京区シビックホール/小ホール 東京都文京区春日1-16-21 文京シビックセンター2階

開場 13:00 開演 13:30

料金:通常券4,500円 ペア券7,800円(学割あり)

リスボン市立ファド博物館提供の映像と朗読をおりまぜた物語仕立てのコンサートです。

出演

高柳卓也(Fadista:歌手)

安村今日子(Fadista:歌手)

MT(Fadista:歌手)

三木麻衣子(Fadista:歌手)

月本一史(Guitarra Portuguesa:ポルトガルギター)

小川皓史(Viola de Fado:ギター)

伊代田大樹(Baixo:ウッドベース)

朗読

後藤ヒロキ(アクロスエンタテインメント)

古城門志帆(賢プロダクション)

後援:駐日ポルトガル大使館 一般社団法人日本ポルトガル協会

チケットは下記いずれかよりお求めいただけます。

M.T.E.Cショッピングカート(カード決済可)

以下ゆうちょ振替のみ

E-mail ticket@mtec-pt.biz

TEL 072-647-6864(M.T.E.C) FAX 020-4664-2415(M.T.E.C)

****************

特設サイトもあります。

プロモーションビデオは↓  

 

 
関東方面の方、ご都合のよい方はお誘い合わせの上ぜひぜひお出かけください。(ペアだとチケット安いから!)
 
Fernando Pessoa-O Fado E a Alma Portuguesa

Fernando Pessoa-O Fado E a Alma Portuguesa

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: CD
Fado-Special Edition World Heritage

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Membran
  • 発売日: 2012/05/22
  • メディア: CD
 

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ファド モノクローム 歌で語るファド [ファド FADO]

すごい久しぶりの更新...

最近スマホばっかりだし...

でも、今日はお知らせがあるので張り切って(?)まいります 。

昨年12月に、日本で現地のCasa do Fado形式に則ったライブがありました。

出演者がMCをしない、という。

歌と歌の間の長いMCで、温まったりした気持ちが冷え冷えになってしまったことも正直ある。

もちろん、MCで楽しい時間を過ごさせてもらったこともある。

でも現地ではホールなどのショーでない限り、店では曲の合間に出演者は何も語らない。

それもとてもいい。

まあ、なんにせよ、こういうライブもあるのだ、という感覚で見に行っていただいて、「やっぱりしゃべってもらったほうがいいな」と思うのも良いし、たまにはこんなのもいいな、と思うのも良いのではと思います。

 12月の初試みは、たいそう評判がよかったそうです。

そんなライブが再び、同じ場所で。

以下詳細です。

*********************

2014年04月13日(日)

ヴィラモウラ なんばパークス店 大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス 7F

MCなしのCasa do Fadoスタイルでのライブです。

open 15:00 start 15:30
チケット:1ドリンク付3,800円
ペアチケット(2名様):各1ドリンク付7,000円
※前売りチケット完売の際は当日券を販売いたしません。
※お料理、ドリンクの追加は別途ご注文いただけます。

出演
高柳卓也(Fadista e Viola de Fado:歌手、ギター)
三木麻衣子(Fadista:歌手)
MT(Fadista:歌手)
月本一史(Guitarra Portuguesa:ポルトガルギター)

チケットはM.T.E.Cショッピングカートよりお求めいただけます。

fado monochrome

Fado

Fado

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Portugal
  • 発売日: 2011/11/28
  • メディア: CD



Fados

Fados

  • 出版社/メーカー: Egea
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD

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ダンスは「ファドで」うまく踊れない...? [ファド FADO]

「ファド」はポルトガルの音楽で、って説明すると、割と多い質問は

「踊りもあるの?」

ラテンの国だし、隣はスペインだし、そういうイメージがあるみたいです。

 

踊りません。

 

カザ・ド・ファドにはダンスフロアはないし、サロン的なところでファドが演奏されても、欧米の映画みたいにカップルが立ち上がって身体を揺らすことシーンもありません。

観光客相手のカザ・ド・ファドでは、ポルトガルのフォルクローレ(地方の民謡音楽)にあわせて踊るダンスショーをやるところがあります。ファドをまったく知らずにみたら、ああファドも踊るのだなぁ、と思ってしまう可能性は高いです。これはファドではなく云々の説明があっても、ポルトガル語か英語で説明されると思うので、そらわからんとそうなってしまうなあ、と思います。

ただ、「ファドでは踊らない」と書いたわけで、「ファドで踊れない」わけではないそうなのです。

 

つっきー先生曰く、「俺、脳内で踊ってるで」

 

全てのファドで踊れるわけではなく、その中でも超一流のファディスタの歌であれば脳内で踊れる。

なんとなく分るような気がします。

他の音楽ジャンルでも、踊れる演奏と踊れない演奏は存在する。

じゃあ、どんなファドが(脳内で)踊れるか。

口ではうまく説明できないのですが、ロックで踊ってきた私が、MP3を聴きながら、妄想ダンスをした音がありますので、その1つをご紹介します。(なかなかYoutubeでみつけられなくて。 )ただ、これはあくまでも個人的な感想なので(テレビショッピングか?!)、皆さんそれぞれ思ってくださいね。

 

 

 ちょっと音源と映像が古いので音質はよくありませんが、ずんずん言葉が音に乗る感じで脳内で踊れてしまいます。(ポルトガルギターの、ジャンスカジャンスカ奏法は、なんだかなぁ、とおもいますが(苦笑))

Maria Jose da Guiaさんは、故人、伝説のファディスタです。さすが。

 maria.png

皆さんもご自身の「脳内ダンスファド」、ぜひ見つけてください。

そんな、ダンス音楽ではないファドですが、「ラストダンス」っていうアルバムが出ます。

前回の記事でもご紹介した、こちら。

セニョールTと私

セニョールTと私

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: M.T.E.C
  • 発売日: 2013/12/16
  • メディア: CD
前回ご紹介した、2人の女性ファディスタとMTさんの歌以外はインストルメンタル。
 
踊れるドライブ感は、楽器だけのほうが感じやすいかもしれません。



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「マデイラ」と「レトロ」と「節子」と「青い歌」--Casa do Fado Osaka ♯3 [ファド FADO]

3度目の「Casa do Fado Osaka」。

今年はお店でした。なんばパークスにある「ポルトガル料理店 ヴィラモウラ」。

今回は撮影などのお手伝いは一切せず、お友だちを誘ってお客さんとして行かせていただきました。

 

連れの友人たちは、ポルトガルのことも、ファドのこともほとんど知らない、という人たちばかりだったので、↓この本を持参。

レトロな旅時間 ポルトガルへ (旅のヒントBOOK)

レトロな旅時間 ポルトガルへ (旅のヒントBOOK)

  • 作者: 矢野有貴見
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2013/02/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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オンラインネットショップ「アンドリーニャ」のショップオーナーでもあり、ダンナ様と共に渡葡歴多分両手の指では数えられない(と思う)、矢野有貴見さんの美しい本です。いつもリスボンでしか過ごさない私ですが、この本があればもっとリスボンライフ楽しくなるかな。

実はこの本の「ファド」のページは、つっきー先生著。写真は、僭越ながら私。こちらを読んでもらって、ファドのことやカザ・ド・ファドの予習。

ファディスタ(歌手)が出てきて、照明が落ちて、客は沈黙し、ファドが始まる、こと。
ファディスタは3,4曲続けて歌い(歌う前に、伴奏者に歌う曲を告げる)、去る。
照明がつき、客は再び食事や歓談を始める。

そんなことなど。

で、今回のCasa do Fado Osakaでは、これがすべて行われました。

今までは歌手がMCしたり、合間にイベント的なこと入れてたのですが、それはそれでよかったけど、今回の試みは多分日本では始めてだし、初めて見にきてくれた人たちには、すごくよかったんじゃないかなぁ、と思う。MCや歌詞の説明がないと不親切だと思う人もいるかもしれないけど、まっさらな頭でそのまんま受け入れたいときもあるし。

さて、レトロな旅時間 ポルトガルへ を読んで予習をしていた友人たち、見ると「お料理」や「デザート」の頁に夢中。女子ですもんね。デザートは、本にも載っていた「ポルトガルプリン」を頼みました。私はというと、おなじみパオン・デ・ローでございました。

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お料理のお供のワインですが、友人たちは「マデイラ」「セッコ」などを選びました。「マデイラワイン、初めて知った!」「セッコ?節子?」と盛り上がり、再び「節子」「マデイラ」再飲みをもくろむことにしています。

肝心のファドねw

撮影係ではなかったので、スマホでちょこっと撮影(「無音カメラ」を直前にインストール!)。正式な出演者のほかに、受付を手伝っていた女の子がいきなり歌う、という演出がありました。現地っぽい!

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実は彼女、ただの受付ではございません(やっぱり)。

田中智子さんといって、新鋭のファディスタです。「Canção Verde」という歌を歌われました。若い彼女にぴったりの瑞々しいパフォーマンスでした。妙にしなを作ったり、こねくり回したりしないストレートで真摯な歌唱に好感がもてました。ポルトガル語もきれい。これからじょじょに露出していくそうなので、楽しみです。

そして、今回Casa do Fado Osaka初登場の三木麻衣子さん。

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声楽が専門の方ですが、やはりその声の力は聴き応えあります。細く小さく抑える声にも強い力があり、私が大好きなポルトガルのファディスタの細力声(造語です)に共通するものを感じました。

 

つっきー先生のプロジェクト「セニョールT」シリーズの第2弾にしてラストワルツである↓こちらのアルバムにも、田中智子さんの上述のCanção Verde含む2曲、と三木麻衣子さんの2曲が入っています。

セニョールTと私

セニョールTと私

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: M.T.E.C
  • 発売日: 2013/12/16
  • メディア: CD



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初音ミク、ファド・カスティーソを歌う。 [ファド FADO]

日本を代表する著名人、ヴォーカロイドの「初音ミク」さんが、

ポルトガルの大衆歌謡、ファドに挑戦しました。

それも、伝統的な形式の「ファド・カスティーソ」。

インターネットラジオ「ファドの時間」の企画の一環だそうです。主旨としては...

**引用**

インターネットラジオ「ファドの時間」(http://mtec-pt.biz/radio/) による、

ポルトガル語を学んだことのない日本人がファドを歌う際にクリアしなければな­らないことを

明確化するのが目的のプロジェクトです。

解説と検証は「ファドの時間」5月号第4部にて。

**引用終わり**

なんだそうです。

イラストが可愛いわ。

原曲は、”Nunca é Silêncio Vão"。Carminhoがおすすめ。

Fado

Fado

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Portugal
  • 発売日: 2011/08/02
  • メディア: CD


いろんなブログがあって楽しいです。



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「恋するハエ女」で流れていたファドは… [ファド FADO]

昨年の11月~12月にNHKで放映されていたドラマ、「恋するハエ女」で

幾度となく流れていたファドは、

「Não venhas tarde」。

遅れて来ないで、と訳すのでしょうか。

美しい歌です。

歌っているのは、ファドのレジェンド、Carlos Ramos。

YouTubeにありました。

最終回では、訳詩がテロップで流れていました。

ビデオを撮ってあるので、今度ゆっくり見てみたいと思っています。

全くの余談なのですが、テニスの4大大会などで有名な審判に

カルロス・ラモスさんという方がいます。同姓同名。 

あと、「何で三重県なんですか?」

とコモリンにつっこまれていたポルトガルっぽい場所は

(岬らしき映像を予告編で見たときは、これはポルトガルロケしてないな、と

思いましたが(笑い))、「地中海村」らしいです。伊勢志摩にあります。

パルケエスパーニャとは全く違う場所にあります。もっと「志摩」の方。

「恋するハエ女」、見逃した方・海外在住の方、オンデマンドで見られます。

([お]10-1)恋するハエ女 (ポプラ文庫 日本文学)

([お]10-1)恋するハエ女 (ポプラ文庫 日本文学)

  • 作者: 大島 里美
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2012/12/04
  • メディア: 文庫

Patrimonio

Patrimonio

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cnm Portugal
  • 発売日: 2012/12/18
  • メディア: CD

ポチするといいことがあるそうです(嘘)。

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基本的には、ファドに「バンド」はないのだけれど、 [ファド FADO]

 

秋深まっております。

ちゃんと、読書の秋、芸術の秋、食欲の秋を満喫しています。

さて、だいぶ以前に、ファドには「究極の即興音楽」とさえ思われる性質があることをブログに書きました。

詳しくは、「私の好きなファディスタ#1」「はじめに3つのファドがあった」をご参照ください。

現地のCasa do Fadoにファドを聴きに行くと、その日その日によって、出演する歌手、伴奏者が違ったりします。

メンバーが決まっている店でも、歌手がその日うたう歌は、ステージに上がってから歌手から伴奏者に伝えられます。

歌手は曲の名前を伴奏者に告げます。詩は、以前も書いたように歌手が選んできて曲に合わせます。

1回目と3回目、同じ曲に違う歌詞を乗せてくる荒業な人もいます。

なので、伴奏者は大変だなぁ、と思います。Fado Casticoと呼ばれる、定番(といっても200曲ぐらいあるといわれています)の曲は頭に入っていないといけないし、歌手に合わせてキーも変えなきゃいけないのです。

まあ、ある意味、広い意味での「Jazz」なんだろうか。(Jazzには「たわごと」などの意味があります。意味のない言葉を投げあうように、音を投げあう音楽、即興音楽、といっていいのでしょうか。)

毎晩のようにどこかでファドが演じられる現地とは違い、外国である日本の場合は、演奏者や歌手も少ないし、毎日どこかでやっているわけではないので、そういう即興性は難しいかもしれません。でも、ファドファンとしては、こういった即興性が広がっていけばなぁ、と願っています。学園祭に出るバンドみたいに、こってり練習して合わせました、 っていうのは2度ぐらい聞くと飽きてしまって。。。

さて、じゃあ現地には固定したメンバーの「バンド」っていうのはないのか?っていうとそうでもなく、海外公演なんか行く歌手は、決まった伴奏者と何カ月も一緒に演奏をします。

それと、ここで本題ですが(前置き長すぎ)、ファドにも「バンド形式」があるのだそうです。

「カルテット」

ポルトガルギター2台、ヴィオラ(普通のギター)1台、ヴィオラバイショ(ベースギター)1台の器楽演奏ユニットです。

O Conjunto de Guitarras do ~

といって、「~と彼のカルテット」って訳されてます。

o conjunto de guitarras でググると、YouTubeなんかにけっこうあがってますので、チェックしてみてください。

↓ は、Raúl Neryと彼のカルテット。

 

さて、日本でも今年、初のカルテットが誕生しました。

O Conjunto de Guitarras do Senhor T

「セニョールTと彼のカルテット」です。

サイトもあります。http://tsenhor.nigamushi.net/member.html

CDも発売されました。この中には、4名の器楽曲に加えて、歌手(M.Tさん)の曲が2曲、バイオリン(丹羽麻希子さん)の曲が2曲入っています。お得。

ポルトガルギターが2台あると華やかです。それにベースが入ると曲に腰が入る感じ。

彼がセニョールT

彼がセニョールT

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: M.T.E.C
  • 発売日: 2012/08/30
  • メディア: CD

  秋の夜長にお勧めな、一枚です。

 


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リスボン、お料理のおいしいカザ・ド・ファド、Fado Maior [ファド FADO]

旅行者として行ったカザ・ド・ファド。

3件ほどありますが、名門と呼ばれるところもあり、

ホテルと提携しているから、と連れて行ってもらったりしたところもあり、です。

歌や演奏は素人耳なんで、なんでもすごいなぁ、と思ったり、

旅の最後の夜に行けば、いろんなことを思って涙ぐんだりしたものですが、

その他に共通して言えたのは、

  飯がまずい。

演奏が楽しめればいいし、そんなもんだと思っていました。

Fado Maiorで、「バカリャウ・ア・ブラッシュ」を食べるまでは。

初めてリスボンで美味しいと思った一品。もう一皿頼もうかとまで思った...

以降、行く度に、

「バカリャウ・ア・ブラッシュなのね、はいはい。」

と、女シェフのJulietaさんに言われます。

ちょっとピンボケですが。。。

IMGP0022.jpg

お料理に惹かれてはもちろんですが、

リスボンに行く度に毎回必ず出かけるのは、

そのJulietaさんの歌を聴くためです。

こうやって書くと、Fado Maiorが、「ファド・アマドウラ」(従業員などアマチュアが

歌うカザ・ド・ファド)のように思われるかもしれませんが、

Julietaさんは、プロの歌手なのです。

プロフィールはコチラ

http://www.museudofado.pt/personalidades/detalhes.php?id=321&sep=1

上記のファド博物館のページでも音源を聴けますが、

Fado Maiorのウェブサイトにもたくさんアップされていますので、

ぜひお聞きください。ちょっとキラキラしてます。

http://restaurante-fadomaior.blogspot.jp/

この日の、彼女の歌もやはり...

絶品でした。

IMGP0037.jpg

今回行ったときは、ファディスタがJulietaさんを含め、4人。

観客は物静かなスエーデン人夫妻、乗りのいいドイツ人団体、つっきー先生と私で

にぎやかで素晴らしい夜となりました。

IMGP0026.jpg

トリはもちろん、Julieta Estrela。

店の名前の歌「Fado Maior」はお客さんも一緒に楽しめます。

私は「Aqui! Fado Maior」のところしか歌えませんが。

一緒に歌いたい方は、 Fado Maiorのサイトの左側のウィンドウに歌詞が

ありますので、予習をしていってください。

さて、Fado Maiorで忘れてはいけないのは、Julietaさんの旦那さんのLuisさん。

食事や演奏待ちのお客さんの相手をしたり、自慢の写真コレクション(お客さんや

演奏者が写っている)を見せたり、つっきー先生とファド談義をしたり、

動き回るスキをみてラジオでサッカーの途中経過をチェックし、

「店じゃ煙草すえなくなった」と表に出て行ったり、大忙しです。

実はLuisさん、Julietaさんと共にAssociação Portuguesa dos Amigos do Fado(ファド愛好会)

の会長さんなのです。ファドの無形文化遺産登録のための資料の中に、

彼とJulietaさんの名前を見ることができます。

彼についての記事がありました(ポルトガル語ですが)。

http://lisboanoguiness.blogs.sapo.pt/93183.html

こちら、その写真コレクション(収納イスの中にはこれ以上の膨大なプリントが

隠されていますが)

IMGP0048.jpg

余談ですが、Facebookをこの写真をアップしたところ、

一部タグ付けを行ったら、知らないたくさんの人が見に来て、

「この人は誰々だ」と教えてくれたりして、

むっちゃびっくりしました。Facebookにはいろいろ驚かされます。 

場所は、ファド博物館前の広場から少し上がったところ。

一度覚えればさほどわかりにくくありません。

IMGP0045.jpg

ただ、土日のみの営業(店自体)なので、曜日をチェックして行ってみて

ください。

あ、このショットいいなぁ。

IMGP0033.jpg

Facebookのアカウントもあります(ページではありません)

https://www.facebook.com/#!/profile.php?id=100002079399522

 *Fado Maior

Largo do Peneireiro,7 - 1100-406 Lisboa - Alfama

tlf.(351)218877508 - tlm.(351)966877327

fadomaior.restaurante@gmail.com

ポチするといいことがあるそうです(嘘)。

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リスボン、魚とファドとプレスリー、Restaurante Devagar Devagarinha [ファド FADO]

またまたリスボンのお話です。

最近は、本当にリスボン以外のところに行かなくなりました。

旅行で行っていたときは、色々調べて色んな町や村に行ったものですが。

最近ではせいぜいカスカイスやエヴォラに日帰りで行くか、

つっきー先生の師匠、アントニオ・パレイラ先生の故郷、

 Sao Francisco da Serra

のおうちにお泊りさせていただいたくらいでしょうか。

リスボンの食生活も、前回の記事のように、自分の口に合う店が

見つかったり、キッチン付のフラットに泊まるようになって自炊が

できるようになったりしてストレスもなくなり、一日部屋にいて

本など読んでいてもいい感じです(さすがに今回の滞在は短く、ミッションも

あったのでできませんでしたが)。

さて、その「口に合う店」ですが、地元の人が毎日ランチに通うような店ほど、

味が濃くなく、海外で食の細い私が完食できることがわかりました。

「おうちごはん」も割と薄味です。

今回、初めて連れて行ってもらったのは、お魚が美味しい定食屋さん、

"Restaurante Devagar Devagarinha”。

「ぺぺおじさんの店」より、上の方にありますが、駅は同じくAvenida。

IMGP0079.jpg

入るといきなり「漁船」。

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ファド歌手の高柳卓也さんのお勧めの店です。

みんな、もちろん魚を頼みました。

メニュー見てもどんな魚かわからんので、闇鍋(?)のごとく度胸だめしで注文。

私は鯵を頼みました。昔、セトゥーバルで食べた小鯵のグリルが美味しかったので

それなら安全、と思っていたら。。。

でかい。日本なら切り身にすれば4人前ぐらいか。

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「特別ソース」をかけてもらい(それが酸味があって食欲を誘い)、完食。

ワインも進みました(この陶器のワイン差し、欲しい)。 うれしそうな高柳さん。

IMGP0060.jpg

前の晩に、アルファマの「Arcas Velho」でギター伴奏をしていた

Vital D'assunção ヴィタウさんが、遅れて合流。

つっきー先生、高柳さんとの、「ファド談義」が熱い。

IMGP0067.jpg

親族や友人にファドのレジェンドを持つ方なので、「生きたファドの歴史」を

聞けて、つっきー先生も興奮気味。

実は、このお店、2階は金曜日だけカザ・ド・ファドになるのです。

チラッと2階を見てみたら、1階の「食堂!」っていう雰囲気と打って変わって

かなりお洒落。そう言えば、若い女性がたくさんお客さんで来ていました。

残念ながら、金曜日にはもうリスボンには居なかったので

ファドは聴けませんでしたが、YouTubeに動画がありましたのでご覧ください。

(真っ暗ですが)

で、何故かエルビス。

IMGP0068.jpg

お店のご主人がファンなのだそうです。

*Restaurante Devagar Devagarinha

Travessa Larga nº 15, 1150 Lisbon, Portugal

Facebookページあります。

https://www.facebook.com/pages/Restaurante-Devagar-Devagarinho/262080120470656


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リスボン、アルファマの新しいカザ・ド・ファド [ファド FADO]

ご存知の通り、昨年末に、リスボンの大衆歌謡「ファド」が、

ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

町中に、垂れ幕やちょっとしたコラボ広告などがあふれていました。

それだけでなく、ファドを演奏する店、カザ・ド・ファドが増えつつあります。

毎日するのではなく、ファドは週に1日とか、2日とかだけ、といった形態も多く、

それも長く地道に店を経営、継続していくにはよい方法の一つではないかと

思ったのでした。

今回、東京で活躍しているファディスタ(ファド歌手)の高柳卓也さんと

リスボンで合流することができ、夜、アルファマの新しいカザ・ド・ファドに

連れて行ってもらいました。

 「Arcas Velho」。

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ファド博物館から、サンタアポローニャ駅の方に向かって歩くとすぐ左手に

坂があって、それを登ったところにあります。

新しいので、内装もシックでモダンな感じです。

ファド・ヴァディオです。

つまり、お客さんが次々と歌える場所です。

IMGP0041.jpg

演奏は、ギタリスタ(ポルトガルギター)にGentei Ribeiro と、つっきー先生。

そしてヴィオリスタ(ギター)はVital D'assunção。高柳さんももちろん歌います。

IMGP0031.jpg

客層は、店の雰囲気に惹かれてか、若い人が多かったです。

この店は、ファドの演奏は火曜日のみ。

どの店が何曜日にファドをやっているかチェックして、毎夜アルファマめぐりを

するのもよいかもしれません。

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Facebookページあります。→https://www.facebook.com/ArcazVelho?v=info

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*Arcaz Velho

Calçada do Forte, 56, 1100 Lisboa Alfama, Portugal

火 - 木:12:00-2:00
金 - 土:12:00-4:00
日:12:00-2:00

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リスボン、缶詰バー、「Sol e Pesca 」。そしてスリのことなど。 [ファド FADO]

3月末から、4月始めにかけて、ポルトガルに、っていうかリスボンに行ってきました。

つっきー先生の仕事のお手伝いも兼ねるので、やっぱりそうなります。

例によって、ファド博物館→カザ・ド・ファド→市場・スーパー→ファド博物館→

カザ・ド・ファド→市場・スーパー→お墓参り→ファド博物館→カザ・ド・ファド

的な日常になるのですが、そんな中でもおなじみの店に顔を出したり、新しい店に

連れて行ってもらったり、新発見もあり、充実した日々を送ることができました。

今回、いくつかスポットをご紹介していきたいと思います。

1つ目は「缶詰バー」です。

なんか、ぎゅうぎゅうの所でお酒を飲むような絵が一瞬頭をよぎりましたが、

もちろんそうではなく。。。缶詰をアテにいっぱいやるところです。

ちょっと前に、BS4の「大人のヨーロッパ街歩き」で、「カステラ・ド・パウロ」の

智子ドアルテさんと大坪千夏さんが、一杯飲みに使ったバーです。

今回出発前は、よっしゃ!行ったる!と意気込んでいたのですが、

智子さんが連れて行ってくださることになり、内心はものすごくホッとしたのでした。

だいたい、缶詰の種類なんてよう言わんし。

さて、お店の名前はもちろん「缶詰バー」ではなく、

IMGP0014-2.jpg

その名は、「Sol e Pesca」,

 「太陽と釣り」って言う意味。 サイトはコチラ→http://www.solepesca.com/S/Home.html

そう、もともとここは釣具屋さんだったのです。

IMGP0008-2.jpg

店内の棚には缶詰がぎっしり。

IMGP0009.jpg

わかりにくいかもしれないけれど、天井から釣り道具がぶら下がっています。

IMGP0010-2.jpg

まずは、正統「イワシ」から。

こうやってサーブしてもらうと、見た目もお洒落。

IMGP0011.jpg

智子さんの日記にあった、「バカリャウ(鱈)の肝」。

ぽろぽろした食感と、その後のクリーミーさが不思議な味わいでした。もちろん美味!

日本でテレビ放映があった後、「日本人来た?」と智子さんがお店の人に聞いた所、

一組はやって来たものの、店の中をさっと見回した後帰ってしまって、

その後一組は注文してくれたので、計2名の来客だったそうです。

そんなにわかりにくいところではないし、地元でも意外に「お洒落バー」として

若い人に人気らしいから、お時間のある方はぜひ足をお運びください。

缶詰に絵も描いてあるし、まあ缶詰だから何が出てきても食べられるっしょ。

なんて私が言うと説得力ないけど。次は自分で行く!

詳しくレポートしているブログもあるので、Check it out!

http://www.thelisbonconnection.com/trendy-barcafe-sol-e-pesca-cais-do-sodre-lisbon-tin-cans-of-portugals-favorite-fish-wine-antique-fishing-memorabilia/

「宣伝しとく。」って言ったら、智子さんが「そんなんより、うちの店(カステラ・ド・パウロ)

宣伝しといて。あ、それから、スリがホンマ多いからそれも言うといてね!」とのこと。

スリ多いです。28番線の市電は観光客でぎゅうぎゅうですが、もちろんスリもその中に

詰まっています。停車場も狭い舗道に人があふれんばかりにいますが、そこにも

スリが混ざっています。

IMGP0003.jpg

ケーブルカー、サンタ・ジュスタのエレベーター、地下鉄・・・混んでいるところは

手荷物を抱きしめるように抱えて乗ってください。

カフェやレストランなんかで、バッグを足元に置かないように。

こんだけ書いたら大丈夫かな、智子さん。

て言うか、海外に出るという時の基本ではあるのです。リスボンが特別怖い街

ということではありません。気をつけていれば気持ちよく過ごせます。

リスボンを楽しんで!

* Sol e Pesca

Rua Nova do Carvalho 44
Lisboa
1200-292 LISBOA 

*Castella do Paulo パウロのカステラ

場所はコメルシオ広場の東側rua da alfandega 120

電話番号 001+351-21-8880019 

営業時間 月~金 7:30~19:30  土 12:00~19:30 (定休日)日・祝日
http://www.sm.rim.or.jp/~tkono/lisshop3.htm

IMGP0018.jpg

ポチするといいことがあるそうです(嘘)。

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私の好きなファディスタ #3 アントニオ・ロシャ António Rocha [ファド FADO]

やっぱり月間コラムや。もう12月や。

前回、(自分に)予告していた「私の好きなファディスタ」シリーズ、António Rochaさん、

男性、現役活躍中、を今回はご紹介します。

昨年、リスボンへ行った時、リスボンの青い空に突き抜けるような彼の美しい歌唱を

実際に観る事ができました。詳しくは→ コチラ

以前にファド・カスティーソや、最初の3つのファド、の記事に書いたように、

ファドは同じ曲の中で同じメロディを繰り返して歌っていては、退屈極まりない、

同じコード進行・演奏パターンにあわせて、自在な節さばきが必要と言われています。

そして、このAntónio Rochaさんは、それができる最後のファディスタ、とまで

言われています。

日本でファディスタとしても活躍されている、上智大学教授のマウロ・ネーヴェスさんは

この方の弟子になります。RoshaさんはMuseu do Fadoのファド教室で教えられて

いたこともあるのです。

しばらく体調をくずして歌っておられない、とつっきー先生から聞いていたのですが、

私たちは復活したその美しい歌声を目の当たりにして、感動のままアパートへ帰ろうと

地下鉄に乗り込みました。と、しばらくすると、どこかで見たお顔の紳士がこちらの

車両に移ってこられた。「あ、Rocha先生だ!」

つっきー先生は旧知ではあったものの、先ほどのパフォーマンスに感動していた私たちは

立ち上がってご挨拶をすると、にこやかにさわやかに応えてくださって、風のように

去っていかれました。

ネーベス先生によると、Rocha先生は「ポルトガル人なのに」時間に几帳面、おいしい朝ごはんを

食べに朝早く起きて地下鉄でわざわざ出かけるようなこだわりを持った方だそうで、

その自由な節さばきの中に、凛とした一本の筋のようなものを感じるのは

そういったことも影響あるのでしょうか。わかりません。

ともかく、その歌声をお聞きください。(多分現在も専属であろう)名門Casa do Fado ”O Faia"

での熱唱です。私の一番好きな”Procura vã”という曲です。


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ポルトガルと松山 [ファド FADO]

以前、同じ四国の「ポルトガルと徳島」という記事を書いたのですが、

今回は愛媛県の松山。

特に姉妹都市とかではないのですが、いろいろ共通点を探ってみると…

「路面電車」。

リスボンの名物は路面電車ですが、松山にも可愛い電車が

いっぱい走っています。

「坊っちゃん列車」なんて、SLですよ、こんなのはリスボンにはない。

それから「一六タルト」。

タルトといえば、固いクッキー生地の上にクリームやフルーツを乗せた

お菓子を思いがちですが、松山のタルトは、ロールケーキ状の郷土菓子。

一説には、ポルトガルの「Torta」が源という説もあるそうです。

ちなみに、ポルトガルのTortaはどんな形かと言うのは、

ポルトガル古典菓子研究家の、甘乃芙美さんのサイトでご覧下さい。

甘乃芙美さんの公式Webサイト Photo Gallary

 

それから、松山と言えば、正岡子規、俳句です。

俳句とポルトガル?

ポルトガルの詩は、ほとんどが定型詩です。

4行詩、5行詩、7行詩など。

ポルトガルの大衆音楽であるファドは、これらの定型詩を乗せるために

リズムやメロディが組み立てられています。

俳句に通ずるものがある、と感じる人も多いようです。

 

さて、その松山で、ファドのコンサートが開かれます。

2011年11月12日(土)

「Noite de Fado Matsuyama ~ファドの夜~」

開場 18:00 開演 18:30
前売 4,000円
於:松山市市民会館小ホール

出演
高柳卓也(ファディスタ&ギター)
MT(ファディスタ)
清水理恵(ファディスタ)
月本一史(ポルトガルギター)

チケットのお求めはこちらから

または、松山ファドクラブ(℡(050)1387-6850)まで。

愛媛の方、四国・中国方面の方、ご都合が合えば

ぜひお出かけください。(ファディスタのMTさんは

徳島の方です!)

FADO INACABADO~終わりなきファド~

FADO INACABADO~終わりなきファド~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: バウンディ
  • 発売日: 2010/12/01
  • メディア: CD

 

Guitarrada(ギタラーダ)

Guitarrada(ギタラーダ)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: M.T.E.C
  • 発売日: 2009/03/27
  • メディア: CD


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私の好きなファディスタ #2 ~マリア・ジョゼ・ダ・ギーア~ [ファド FADO]

あ、もう9月も終わりかけですよ。

暑さにボーっとしてしまって、気がつくと秋晴れ。

更新をまたさぼっていました。書くことはいっぱい(でもないけど)

あるのに。

さて、「私の好きなファディスタ」、#2は、

Maria  Jose da Guiaさん、女性、故人です。

1929年、アンゴラ生まれなのですね。15歳で

人前で歌い始めたとか。

この人の声も透明で清らか、またなんというか、不必要な音が

まったくなく、ファドのシンプルな強さと美しさを

もっとも感じさせてくれるファディスタのひとりのように思います。

自分も歌ってみたい、と思う人には、すごくよいお手本になると

思いました。かといって、教科書どおり、優等生的というわけでは

ありません。高音に移るときの繊細さはゾクゾクします。

Youtubeにほとんど音源がなく、唯一の↓も埋め込み不可となっていたので、

リンクを張りますね↓。

http://youtu.be/g_x_KGdmtzs

Amazonでも単独ではでてないみたい。

このCD↓に、4曲入っています。

Divas Do Fado +Book

Divas Do Fado +Book

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Difference
  • 発売日: 2010/08/12
  • メディア: CD
リスボンのCD屋さんへ行けば、必ず売っているので、
ぜひ探してみてください。
次回は、男性、Antonio Rochaさんです。(予告うっとかないと、
さぼっちゃうので。。。)



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はじめに3つのファドがあった。 [ファド FADO]

前回のブログでご紹介した、「はじめの3つのファド」

についてご紹介したいと思います。

「ファド・コリードFado Corrido」、「ファド・メノールFado Menor」、そして

「ファド・モウラリーアFado Mouraria」の3曲が、近代ファドの

原点と言われています。

前回、お話したように「ファド・カスティーソ」には曲しかなく、歌い手(ファディスタ)は

それぞれが歌詞を用意して歌うとされていますが、この3つのファドには、

その「メロディ」さえありません。

単純なコード進行の繰り返しと、ポルトガルギターの伴奏パターンだけが決まって

います。

だから、ファディスタは、詩のみならず、メロディまで自身で用意する必要があります。

さらに、何度も同じコード進行の中で、同じメロディを繰り返さず、

さらに、次に歌ったときはまた違うメロディでなければなりません。

歌による超ド級・究極の「即興音楽」がこの3曲です。

耳コピができる、楽譜が読める、程度のファディスタにはとてもハードルが

高いとされています。

ではこの3つのファドをお聴きください。

「ファド・コリード Fado Corrido」 by アマリア・ロドリゲス

「ファド・メノールFado Menor」 byアントニオ・ロシャ

「ファド・モウラリーアFado Mouraria」 by Susana Cardoso

アマリア・ロドリゲスの「Fado Corrido」、若いころの音源で、

その美しく透明な声と、自由な歌さばきに魅了されます。

Maria Teresa de Noronhaの「Fado Corrido」と比べて聴いてみても

楽しいです。

これら3曲は、今でも地元のCasa do Fadoで、いろいろな歌詞で

歌われています。ともすると、退屈なメロディの繰り返しになって、

夜が深くなるころには、客がイスから転げ落ちる危険もあります(笑)。

さて、これら3曲を含んだ「ファド・カスティーソ」をメドレーで

ぐいぐい聞かせる映像があります。

映画「ファド」のラストシーン、「Casa de Fados」の場面です。

作り物っぽいセット、小芝居っぽい観客の表情など、

映画を見たときは、なんだかなー、と思ったのですが、

やはり現役の実力派ファディスタたちのパフォーマンスに

圧倒されてしまった記憶があります。

映画のDVD、Amazonで探したのですが、見つかりませんでした。

でも、↑ の映像だけで十分(?)かも。


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私の好きなファディスタ #1 ~マリア・デレーザ・デ・ノローニャ~ [ファド FADO]

しばらくシリーズで、私の好きなファディスタ(ポルトガルの大衆歌謡

ファドを歌う歌手)をご紹介していきたいと思ってます。

第1回は、Maria Teresa de Noronhaさん。女性、故人です。

とりあえずは、その美しい歌声をお楽しみください。

あまり日本でなじみがないのは、アマリア・ロドリゲスのように頻繁に

海外ツアーに出かけることはなく、映画にも出ておらず、

、特に「ファド・カスティーソ」(後述)と呼ばれる

古典ファドを中心に歌い続けたからです。逆に、そのせいでポルトガルでは

根強い人気をもっていた方です。

もともと貴族の出の人ですが、結婚して伯爵夫人となりました。

その歌声は、気品と美しさに満ち溢れ、同業者や伴奏者の尊敬や憧憬をも得ています。

ポルトガルのラジオ放送開始とともに、ファドの番組を持ち、それを

23年間続けたそうです。

ちなみに、「徹子の部屋」は35年です。これもすごすぎる。

「ファド・カスティーソ」というのは、日本では「古典ファド」「伝統的なファド」

と訳されるのでしょうか。でも、それは形式のことを言うのであって、

ナツメロではありません。現在も、その「形式」に従って新しいファド・カスティーソは

生まれています。Maria Teresa de Noronhaさん、そのご主人の伯爵(アマチュアの

ポルトガルギタリスト)も、多くのカスティーソを作りました。

ファド・カスティーソは、200曲も300曲もあるといわれています。すべて「曲のみ」です。

歌詞はついていません。すべての曲は、ポルトガルの定型詩(4行詩や5行詩など)に

合うように作られるので、歌い手(ファディスタ)は、好きな詩を詩集から持ってきたり、

自分で作ってあわせたりします。

また、カスティーソには、Aメロ・Bメロ・サビといった構成がありません。

例えば5番ある定型詩をはめて歌うとします。5回サビのない同じメロディを

歌うわけです。下手すると、退屈きわまりなくなります。

全部同じメロディに聞こえないように、曲全体にメリハリをつけるには、

その歌手の技量、「歌さばき」が必要になります。

また、明日その曲を歌うときは、違う歌になっていなければならない、つまり

究極の即興音楽なんですね。

もちろん、ファドには、Aメロ・Bメロ・サビを持つ曲もあり、これらは「ファド・ムジカード」とか

「ファド・カンサオン」と呼ばれます。でも個人的には、欧米のロック・ポップス等一巡した後

に出会ったこのファド・カスティーソの方が、とても新鮮に感じられたものです。

さて、Maria Teresa da Noronhaの映像をもう一つ。

「最初に3つのファドがあった。」

その一つである、「Fado Corrido」を歌われています。

「最初にあった3つのファド」については、また次の機会に書こうかと思います。

日本で手に入る、NoronhaさんのCDは少ないですね。


現地に行かれる方は、FNACなどで探してみてください。

中古レコード屋さんもあるので、円盤を探してみるのも楽しいかも。

思い出のファド

思い出のファド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ライス・レコード
  • 発売日: 2010/05/02
  • メディア: CD



O Melhor De

O Melhor De

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Valentim De Car
  • 発売日: 2010/04/08
  • メディア: CD



Biografias Do Fado

Biografias Do Fado

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI France
  • メディア: CD


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